ドラコーラス

学習コンサルタントとしてみなさんの学習のサポートができればなと。一緒に学習していきましょ

雪だるま式法

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「いろんなところから借金をしているが働いてまじめに返したいと思っている夫婦がいた。だがついついお金を使ってしまい、なかなか借金を返すことができなくて苦しんでいた。そこである金融のコンサルタントに相談しにいったそうな。そこでアドバイスされたのは一番金額が低いものから順に借金を返済していくものだった。」

 

上の話は合理的ではないですよね。借金っていうのは最初の金額だけでなく、幾らかの利子が必要ですから。金利が同じだったら元の金額が多いほど利息分も多くなっちゃいますからね。だから一番借金額が大きい金額のものから返す。これが合理的なはず。

 

ただ、みなさんも体験したことがあると思うんですがそれだとうまくいかないわけですね。壁があまりにもでかいから。どうしたらよいかわからない。返そうとおもっても一歩引いてしまう。

 

合理的には分かっているんだけど感情がついていかないんですね。

 

コンサルタントの方は感情を理解しているから「一番低い金額から借金を返そう」と提案してきたんですね。一番金額が引いものならすぐに返せるじゃないですか。そうして一つ、また一つと小さいところから徐々に大きくしていく。

 

基本から応用に進んでいくように、ゲームが簡単な敵からラスボスまで難易度を少しずつあげていくように。

雪だるまも最初は小さい雪なんですよ。それがいっぱい転がすことによって大きくなっていく。題名にもなっている雪だるま方式ってやつですね。

 

実際これで最終的には借金を完済したそうな。一つでも借金を返せると、「自分にもできる」って自信がついてくるんですね。

 

優先順位をつけてそれから最初にやろうっていうのもいい手法ではあるんだけどね、たいてい優先度の高いものって難易度も高いんですよね。無理そうだと思ったら小さいところからやってみるのもよいのではないでしょうか。

 

人間は全然合理的な生き物じゃないですからね。まずは感情を刺激してあげる。話はそれからですね。

 

追伸

どっかで読んだ本に書いてあったんですけど、ちょっと文献見当たらなかったのでこの本見たよって人は教えてくださいな。

 

それではドラドラ〜