フローになるための勉強法
フローとは
フローの概念を最初に用いたのはミハイル・チクセントミハイです。彼の言葉を引用してみましょう。
チクセントミハイは、フローを次のように定義している。『フローとは、全人的に行為に没入している時に人が感じる包括的感覚である』それは、ある物事に集中しているときに、非常な「楽しさ」ゆえに、そのものごとに完全にとらわれ他のものごと、雑事、雑音、時間の経過をも忘れさせるほどの状態になってしまうことを示す概念である。 ミハイル・チクセントミハイ
フローになるための条件
チクセントミハイの概念をざっくりまとめると
- 挑戦>>能力のときは不安、心配にかられる
- 挑戦<<能力のときは退屈を感じる
- 挑戦≧能力 or 挑戦≦能力のときにフローを感じる
フローを感じるような最適な状態のときに難題や緊張ですら楽しむことができる。
では挑戦>>能力のときはどうすればよいか?
例えば
1.知識と理論を分けて考える・・・理科の記述や計算問題のときには教科書を見ながら解いて知識の不足なのか理論の不足なのかを考える。
2.理論と計算を分ける・・・与えられた文章から数式に置き換える、方針を考えるのと、計算を分けて考えてみる。
- 数学の問題は解答が長いんですよね。それを○か×か△。の判定だけではわかりづらい。ミスであってもそれが式化できるものなのか、それとも計算ミスなのかを理解するのは必要。
挑戦<<能力のときはどうすればよいか?
この場合は負荷を余分にかけてあげればよい。
例えば
- ストップウォッチを使って前の自分より1秒でも速く解けるようにする
- 1つの解答だけでなく別解を考えてみる。
- 択一問題では他の選択肢がなぜ間違っているのか、どうすれば正しくなるのかを考える
- 一般化を考えてみる。n=2,n=3のときを習ったら一般のnについて同じようなことが言えるのか、式化できるのかというように。
参考動画
ミハイル・チクセントミハイ 「フロー体験」 - YouTube
まとめ
なかにはフローに入ることがまったくない人が一定数いるといいます。寝食を忘れてまで没頭するような逸話もありますが、フローのなせるわざなんですね。
ちょうどよい状態をつくることによってフローを体験できるかもしれません。最近没頭したと感じたのはいつでしたか?
それではドラドラ~