好奇心を刺激するある理論とは
好奇心の内容が面白かったので紹介です。早速見ていきましょう。
好奇心の「隙間理論」
カーネギー・メロン大学の行動経済学者ジョージ・ローウェンスタインによると好奇心が生じるのは、自分の知識に隙間を感じたときだという。
くだらないアニメでも最後まで見ちゃうのは、結末がわからない苦痛の方がより大きいからである。
数撃ちゃあたるだけで、外れることも多い考察系動画を見ちゃうのは新しい知見を知らないのはムズムズするからである。
上の例は損失回避の説明として語られることもありますね。
隙間を埋める前に隙間を見つける
隙間をなくすにはまず、自分が知っている、わかっているという自信過剰を打ち破る必要があります。
人は実際には半分も知っていないのに知っているという勘違いをよくしてしまう。それを防止するにはどうすればよいのでしょう。
1つは「他人が自分に同意していないと気づいたとき」思い違いを認識することが多い。
そこで投票制にしてどんな答えに投票されたかを目で確認できるようにするのがいいやり方だ。こうすることで自分のイメージと違う風にみんなが思っていると感じることができれば自信過剰を打ち破ることができる。
みんなが同じ意見を言うだけの状況よりも討論会などをして賛成や反対に別れて意見を述べた方が知識の隙間をなくすために知りたいという欲求をもつことが多かった。
知れば知るほど知りたくなる
隙間理論をもとに考えれば隙間をなくせば好奇心がなくなる?・・・そんなことはない。情報が増えれば増えるほど、学べば学ぶほど、自分の知らないことに目を向けるのだという。
元素記号を30まで覚えている人は、自分の知識をひけらかす。
元素記号を100個覚えている人は残り18個を知らない、覚えていないと思うことが多い。
覚えていない公式があるから公式を理解するのが嫌になる
教科書の公式全てを理解したら教科書に載っていない定理や法則(マクローリン展開、オイラー線.etc)などに目を向ける
知れば知るほど自分が知らないということに気づくんですねー。どっかできいたことがあるかもしれませんが。
参考図書
アイデアのちから チップ・ハース + ダン・ハース[著] 飯岡美紀[訳]
あとがき
好奇心をもつことは重要ですからね。色々なことに目を向けていっぱい知識を吸収していきたいと思っております。一度あることに興味をもったらその好奇心の灯火を消さずにいてもらいたいと思います。それではドラドラ〜