ドラコーラス

学習コンサルタントとしてみなさんの学習のサポートができればなと。一緒に学習していきましょ

環境と状況の手がかりを得る

学習効果を高めたかったら環境と状況を味方にしようというのが今回の話です。同じように覚えていてもその時の環境だったり気分だったりによって思い出しやすさには違いがあるよねっていうのが実験で分かっております。

 

ある古典的な実験では、単語を暗記するにあたって潜水具をつけて水中にもぐる学生と陸上にとどまる学生とに分けた。すると案の定、水中で覚えた学生は水中のほうが、陸上で覚えた学生は陸上のほうが、単語をよく思い出せた。酒好きの人たちにも同じことがあてはまった。軽く酔った状態で覚えたことは、しらふのときよりも、もう一度ほろ酔いになったときにテストされたほうが思い出せるのだった。

失敗の心理を科学する「しまった!」

 

環境が思い出すためのきっかけを与えてくれるんですね。なんでもないところから突然記憶はわいてこないですからね。なんらかの手がかりから記憶が思い出されたりするのです。

 

母校に行って見ると学生だったときの思い出が浮かび上がってくることありません?おばあちゃんの懐かしの味を食べると今までの生活が思い出されたりする経験ありませんか?あれもこの環境が影響しているんですね。

 

これをテスト本番に活用してみる。

重要なのは本番で思い出しやすい精神状態、すなわち普段の勉強している心の状態にできるのがいいんだろうけど、そうはいっても緊張しちゃいますよね。だから逆に練習で緊張する場面を作っておく。

 

ストップウオッチを使ってできるかどうかギリギリの時間に設定してみる

・ミス0を目標にしてみる

 

ようはちょっとだけ難しい設定にしてみることですね。あまりにも難しいと諦めちゃいますし、簡単だと緊張状態にはならない。

 

状況の例を考えていて、合唱部のころは大会前日の日にはリハーサル練習を本番と同じ時間にやってたのを思い出しました。記憶を思い出すというよりはより本番に即した形でしたいっていうのもあったと思いますが結構効果はあるみたいですね。

 

勉強に活かすなら本番と同じ時間に設定して過去問なり模試を解いてみたりしてみるのもアリかと。時間という同じ状況が記憶を助けてくれる鍵になるかもしれません。

 

まとめ

状況と環境を味方につける。

状況・・・精神状態や周りの出来事

環境・・・気温や場所など

本番と練習の差を埋めるように心がける

 

いかがでしょうか。練習どおりに本番で取り組む。そのためには練習でいかに本番に近づけるかが重要なので試してみてください。それではドラドラ〜