テストの見直しで迷ったら
みなさん、見直しはしっかりできていますか?なかなか最後までミスなく解答するのは難しいところです。勉強ができる人もミスいっぱいするんですよ。でもなんでテストの点数いいかっていったら見直しをちゃんとしているからなんですね。
問題解くのに時間がかかって全然見直しできない人もいるかもしれませんね。そういう人はまず最後まで解きる力と諦める勇気を持ちましょう。これについてはまた今度〜
今回は見直しで迷ったときどうすればいいかっていうことについて話していきたいと思います。まずざっくり言ってしまえば次の研究結果が参考になる。
八〇年近くにわたる研究により、テストの解答の変更はたいがいが誤答から正答へのものであって、変更をおこなう受験者の大半は点数を上げることが証明されている。解答変更についての研究、三三例をとりあげた包括的なレビュー(展望論文)によると、変更が減点に結びつく結果になった研究は一例たりともない。なのに、このような結果を知らされたあとでも、受験者はなおも最初の解答にこだわる傾向がある。
「失敗の心理」を科学する しまった!ジョゼフ・T・ハリナン 栗原百代訳
一例もないっていうのはさすがに言い過ぎですが、何度も実験してそういう結果が出たんだから試してみる価値はありますね。
これが信じられないっていうのはまあ正常というか、うまく思い込みにはまっているよなーと思うのであります。なにかというと人は「最初の答えのままで間違ったことよりも、最初の答えを変えた後で間違えたことの方をよく覚えている傾向があるんですね」
この心理を如実に物語っているのがモンティーホール問題である。確率的には変えた方がいいはずなのに変えた時の落ち込みを思い出して、変えないという愚かな選択をしてしまう(もちろん上のような心理も働いているがそもそも確率の基礎をちゃんと理解していないことが多い。だからこそ確率の有名問題としては必ず出されるがそれはまた別の話)
嘘だと思うなら実際に確かめて見ればいいんですね。試験で迷ったら変える前の答えを問題用紙に残しておく。これで記憶としてではなく、紙媒体の事実として残りますから。それでチェックしてみたらいい。
見直し法として補足すると、自分の答案と思うんじゃなくて人の答案を添削するつもりで見直ししてみるといいですね。
自分の間違いは気付きにくいものですが人の間違いは案外すぐにわかったりするものですからね。
細かいミスで落ち込んだり、うまくいかないのはもったいないですからね。迷ったら解答を変えてみる。試してみてください。それではドラドラ〜