ドラコーラス

学習コンサルタントとしてみなさんの学習のサポートができればなと。一緒に学習していきましょ

受験のための勉強で終わらせない学習の仕方とは

f:id:dorachorus:20190321224344j:image

いわゆる受験の出題っていうのは過不足のない問題なんですね。日商簿記検定の問題でも解答に必要な条件は全て出てくる、あとはその条件に従って解くだけ。こう思っていると社会に出てから痛い目をみるんですよね。それでは見ていきましょう。

 

 

 

会計事務所での例

一方、例えば会計事務所を例に出すんだけど、決算書の作成において資料の請求をするのだが、与えられた領収書やデータだけだとわからないことや判断できないことっていっぱいあるんですよね。建物の構造によって耐用年数が違ったり、用途によって勘定科目が変わったり、どういう計算をしてこの金額になっているのか整合性が合わなかったり。

 

そういうときは相手方に確認する必要が生じてくるわけですよ。ただこちらで把握できるのにわざわざ質問するのは相手の時間を奪うことになるし、無能だと思われる。また、質問した内容が不十分だったら再度聞かなくて時はいけないので2度手間になってしまうし、双方デメリットでしかない。だから過不足なく必要なデータを求める必要がある。

 

数学の問題にどのように取り組むか。

 

現状の数学の問題とは?

楽しい問題もあるけど、受験の数学のほとんどが何の面白みもないような計算問題の連続。「問題解答に必要なデータは全てこちらで用意した。書かれている条件は全て使うよー。不要な条件は書いてないよー。さー解きなさい。」というスタイルである。

 

京大の数学の問題のスタイルに学ぶ

 

京大の数学って単純難解って言葉がよく似合う

「tan1°は有理数か」の問題のように

そこには向こうから条件などほとんど与えてくれはしない。自分で解答を見つけ出さなければならない。これが京大の数学の難しさの所以の一つである。(ちなみにもう一つは採点の厳しさである、ほかの大学なら丸になっているような答案でも論理の組み立て方によってバツにされることもある。なお名古屋大学の数学の採点はかなり甘めのようだが真偽は不明)

 

数学の問題に一工夫を

 

ほとんどの数学の問題は過不足ない問題ばっかなのだから試したいのは条件を1つ減らしてみるのはどうでしょうか。例えば体積を求めたかったら底面積と高さが必要。だから問題文でもそれが与えられるんだけどその数値を隠してみる。で、あとどこの数値がわかれば解けるようになるか?というふうに問題を虫喰い問題のようにしてみる。

 

こうすれば必要な条件はなんなのかを考える力がつく。こうしたアプローチも試してみてはどうでしょうか。

 

理科(特に物理)も同様のアプローチで

 

 

国語は・・・

本を読みましょう。諸外国に比べると日本人は読んでいる本が足りない。量が圧倒的に少ない。ただ、本読めない理由は簡単で面白くないからなんですよね。内容がしっかりした興味深い本なら最後まで読んじゃうもんね。だから本読めとかただ言うんじゃなくて興味を持てるような本を紹介していけたらなと思っております。

 

なお社会は専門外なので他の方に任せます。英語はまた別の機会に〜

 

まとめ

実社会では条件が全部与えられることはありません。常に何かが足りなかったり要らない情報がノイズとしてあったりします。そんな中で正しい答えを出すためには普段からの学習に目を向けていくことが必要になってきます。

 

今の問題ではこの条件が与えられているけど、前の問題では別の条件だったけどそれとの違いはなんだろうかというのを考えながら解いていけば受験のための勉強で終わることはないのだと考えます。いかがだったでしょうか。それではこのへんでドラドラ〜