ドラコーラス

学習コンサルタントとしてみなさんの学習のサポートができればなと。一緒に学習していきましょ

感情カードを小説読むのに使ってみる

たまには受験小説の文章の読み方の話を。評論は文章の論理構造を読み取れば点数とれますからね。できる人に言わせれば答えはそこに書いてある

まあそうはいっても国語できない人にはそれが理解できないんですよね。勉強時間もそんなにとれないですからね。

 

それよりは取り組みやすいのが小説であります。小説は感情の変化をとらえれば解答するのはそんなに大変なものじゃないですからね。曇りになったら気分が落ち込んでいるんだろうし、晴れれば気分が良いみたいなのはわかりやすいけど、そういう天気の描写がなく登場人物の感情を読み取るのが難しいと思う人はいるんじゃないでしょうか。

 

ここでお手軽にできる感情表現のツールとして感情カードを使ってみる。

f:id:dorachorus:20190202180236j:image

まあなんのことはない。単語カードに喜怒哀楽の表情を描いたものを用意する。それで小説に出てきた感情表現を書き込んでみる。例えば嬉しいだったら「主人を見つけた飼い犬のよう」「目頭が熱くなる」悲しいだったら「魂が張り裂けるような思い」「狼の悪だくみにのった子羊のよう」というように。

 

こういう風に自分では使わないであろう表現を集めてそれを表側に書く。裏には喜怒哀楽のマークを記入。

いくつか集まったら表に書いてある言葉が表す感情を自分の顔で表現してみる

顔を固定するとその感情が理解できないみたいですからね。逆に自分の顔で表現ができれば感情を理解することができる。

 

ただ暗記カードのように黙々と覚えるんじゃ効果は今ひとつ。できるだけ豪快に表現してみましょう。最初は恥ずかしいですがやってみると案外楽しくなったりします。表情筋を鍛えることは人との会話、合唱でも重要な要素ですからね。

 

「マジむかつく」「最低」と言った言葉すぐ使っていませんか?こういう言葉が秒で出てきてしまうんですよね。ただそういう言葉ばかり使っていると語彙力が育たないんですよね。ネットで検索も普通はしないじゃないですか、だから小説読むことを大人は勧めてくるんですね。小説読むと色々な感情の語彙が使われますからね。喜怒哀楽をこんな表現できるんだと学べればしめたものですね。なにもないところからひらめいたりするものではないですからね。色々な文章読んで感情の語彙を増やしていただければと思います。

それではドラドラ〜