池の問題 方程式
Bー1
参考書でよく見かける方程式の問題は次のようなものである。
「1周3kmの池の周りをA君、B君の2人が同じ場所から、反対方向にそれぞれ分速70m、分速80mで歩いていく。このとき二人が再び出会うのは何分後か。」
これを解くのはできる人が多いんだろうけど、ただ機械的に解いてるだけだから面白くないと思うんだよね。
塾講師や教え方の上手い友達は、文字だけの情報よりも図を使った方が理解しやすいっていうことを知ってるから図を使って説明するんだよね。
ただこれじゃその日は分かるかもしれないけど2、3日たったら忘れちゃうと思うんだよね。
なんでかっていうと、この問題が無味乾燥としているから、もっというと他人事なんだよね(ーー;)
中学の分らない問題の上位にもあげられ「池を周回するだけの兄弟、いったいなにがしたいのか」と書かれる始末。
教える側も解く側も覚えといてもらいたいのは、他人事よりも自分事の方が理解できるということ。そしてそれを勉強に活かせば成果がでるということ。
だってみんな自分のことばっか考えてるでしょ?(笑) 上の例題だとどうすればいいかっていうとA君、B君を使わずに自分の名前、友達の名前というふうにすればいいんだよね。
問題を書き換えると、 「1周3kmの池の周りを私と佐藤の2人が同じ場所から、反対方向にそれぞれ分速 70m、分速80mで歩いていく。このとき二人が再び出会うのは何分後か。」
こうすれば少しはこの問題にも愛着がわ…かないか(笑)
そもそも池を周回するだけだから分かり辛いんだよね、たとえばこんなのはどうだろう
「周の長さ3,000cmのドーナツを私と佐藤の二人で食べることを考える。同じ場所から反対方向にそれぞれ分速70cm、分速80cmで食べていく。このとき二人が食べ終わるのは何分後か。」
この方が解く気がわいてきませんか?? 僕は思いますけどね。
念のため最後に立式すると
かかる時間をxとして
70x+80x=3000
150x =3000
x=20
よって答えは20分後ですね。
こういう発想を生徒が考えるのは難しいと思うので、教師や講師の方々が教え方を工夫してくれたらと思います。
それではこのへんで。ドラドラ〜